前代未聞の結婚式ビザが待てど暮らせど下りないし、ビザを申請中とはいえ 旅行者として入国した為、3ヶ月以内に入籍しないと 不法滞在になるのでは・・・ と心配しはじめたワタクシとダンナ。 教会を予約していた訳でもなく何の計画もしていなかったワタクシたち。 ワタシたちは、結婚式に大金を注ぎ込むより、アパートの購入や 新居に必要な物にお金を使いたいという主義だった為、家族や友達を招待して 教会で結婚式を挙げる予定もつもりもなかったので、市役所で入籍する事に なりました。 という訳で、結婚式にかかった費用はゼロです。 オスロへの引越しもすぐ後に控えていたので、オスロに引っ越す前に 結婚しちまおうという事になりました。 急に決めたので招待客はなしです。 ダンナの弟と当時住んでいた アパートの大家さんに立会い人になってもらい、2人だけの結婚式です。 市役所で入籍といえど、ちゃんと牧師さんがいて お決まりの誓いの言葉に ”誓います!” と答え、 指輪の交換になった時、 『 そんなものありません 』 と答え 最後に 『 誓いのキスをして下さい 』 と言われた時も 人前でチューなんて恥ずかしいので、お断りしました。 あの時の牧師さんの顔、今でも忘れません。(爆) 結婚式とはいえ、服装に無頓着なワタクシたち。 ダンナはタキシード、ワタクシは純白のドレス・・・ ってな訳ありません。 ワタシたちが市役所で入籍した日、他にも5,6組のノルウェー人カップルが ウェディングドレスや民族衣装をまとい、入籍手続きをしてました。 ノルウェーでは、市役所で入籍手続きが行われる時(一応予約制) 外に地元の新聞のカメラマンが待ち伏せていて、結婚したカップルの 写真を撮って、翌日の新聞に写真と名前が載るのですが、ワタクシたち どうも新郎・新婦に見えなかったらしく、無視されました。(激爆) 純白のウェディングドレスを着て、みんなに祝福されての結婚式。というのは 多くの女性にとって憧れであり、夢ですが、ワタシたちにとっては、こんな 結婚式でもとっても思い出深いものとなりました。 いつ思い出しても笑えるところがいいです。 |